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「患者さん」呼称につきまして

お知らせ

大分三愛メディカルセンターでは、2025年3月3日(月)より、患者呼称を「患者さま」「●●さま」から「患者さん」「●●さん」に統一いたします。

これまでの「患者さま」といった呼び方は、平成13年に厚生労働省から通達された「国立病院・療養所における医療サービスの質の向上に関する指針」を受け、サービス・接遇向上として全国的に広まったものです。

しかし、「患者さま」という呼び方に違和感・不快感をもつ方も多くいらっしゃることが、様々なアンケート、報道で明らかになっています。それに伴い、全国的にもこの「~さま」という呼び方を見直す医療機関が増加しています。そのため当院でも、下記の通り統一した基準を設定することで、より親しみやすく、地域に密着した病院を目指す運びとなりました。

今後とも、皆さんに安心してご利用いただけるよう、医療サービスの質の向上に努めてまいります。ご理解のほど よろしくお願いいたします。


 ■「患者さま」という呼称は「患者さん」に統一
 ■「患者の○○さま」は「患者の○○さん」に統一
 ■「患者の皆さま」は「患者の皆さん」に統一
 ■文書として個人名に関わる際の使用は、特に厳密に制限しません
 (患者宛郵送文書、診療情報提供書、個人へのメール返信等)
 ■掲示物、看板、一般向け文書、印刷物、広報物等の記載は、順次更新時に改める




<参考とした情報(一部抜粋)>
※「患者」という名称は「患った者」という意味であるため、この言葉に尊敬語である「様」をつける のは日本語として問題がある(2006年;京都大学病院)
※「患者へのアンケート調査によると、「患者さん」で十分という意見が7割に上る(2007年;西日本新聞)
※アンケートの結果、職員・患者とも「さん」の方が身近で親しみを感じる、という意見が多かった(2007年;朝日新聞)
※ホテルにおける客と従業員との関係とは異なり、患者と医療者は対等な関係であるべき(2009年;群馬保険医新聞)
※「患者様」という言葉に違和感を通り越して強い不快感をもつのは、「様」という丁寧な呼び方に見合った扱いを受けているのかどうか、という疑問があるからだ(2006年;読売新聞)
※医師を対象にしたアンケート調査では、約7割の医師が「患者様」という呼び方に違和感があると回答した(2012年;日経メディカル)