平成30年度 大分三愛メディカルセンター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 25 34 64 120 179 432 728 890 452
一般病棟の退院患者さまの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計をし、患者数が10未満はハイフン(-)で表しています。年齢は入院日の満年齢です。当院は幅広い年齢の方々の診察を行っていますが、70~89歳の患者さまが全体の70%を占めています。昨年度と比較し、年齢構成の変化はほとんどありません。地域社会の高齢化が進む中、症状が比較的重症になりやすい高齢者の入院が多くなる傾向にあります。退院後のQOL(quality of life 生活の質)向上に向け、地域連携支援センターが中心となって地域の医療機関、ケアマネージャー、介護施設と協力して退院支援を行っています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 42 12.52 7.3 4.76 66.29
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 37 6.89 4.96 2.7 69.43
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 26 3.38 4.41 0 67.62
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 12.21 8.95 14.29 71.14
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 12 6.83 6.52 8.33 58.58
外科で最も多いのは胆のう炎・胆囊結石等に対して腹腔鏡下胆囊摘出術を行う入院です。胆囊結石症は全体の約90%以上の症例に対して腹腔鏡下胆囊摘出術が行われています。腹腔鏡下で行う手術は従来の開腹手術よりも侵襲が少ないため、入院期間の短縮を図ることができます。当院は急性胆のう炎を発症している場合は、入院後早期に摘出術を行っています。次に多いのは鼠径ヘルニアの手術を行う入院です。鼠径ヘルニアとはいわゆる脱腸のことで、鼠径部という太もも内側の部分が腸によって膨らんでしまいます。これに対して、人工のメッシュ(網)などで腸が脱出しないように内側から塞ぐ手術を行っています。当院では15歳以上の鼠径ヘルニアに対する治療が37件で、平均年齢も69.43歳と高くなっています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 161 23.06 20.92 14.29 85.86
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 36 17.81 17.66 13.89 87.42
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 22 2 2.04 0 57.55
040081xx97x0xx 誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2なし 15 41.87 39 33.33 82.33
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 14 38.14 19.06 7.14 80.36
内科では、誤嚥性肺炎が最も多く、平均年齢は85.86歳と、主に高齢の患者さまが治療を受けられております。上位5つのうち2つは誤嚥性肺炎であり、地域で求められる急性期疾患の対応を当院が担っていることが現れています。肺炎は重症化しやすく、入院期間が長引く傾向にある高齢者の入院の多い事が全国的にも平均在院日数の長期化に繋がっています。また、当院では睡眠時無呼吸症候群の治療にも積極的に取り組んでいます。1泊2日の入院で検査を行うことができ、比較的若い患者さまのニーズにも対応しています。 なお、上位5位には入っていませんが、当院は糖尿病の患者さまに対しても様々な面からの医療体制を整えており、その一環として定期的に糖尿病サロンや「運動しち、食べち、かたらん会」などを実施しています。大分県糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフも在籍しているので、チームとして患者さまのためにより幅広い支援をする取組みを行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 120 38.86 26.3 35 85.61
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 46 26.48 19.61 41.3 81.04
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 30 12.13 5.68 0 63.87
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 20 48.55 24.26 0 76.45
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 20 19.6 19.32 60 81.85
高齢化を迎え、とくに骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折は増加しております。当院の整形外科でも股関節・大腿近位骨折が最も多く、平均年齢も85.61歳と高齢の患者さまが多いことが分かります。股関節・大腿近位骨折の中では大腿骨転子部骨折と大腿骨頸部骨折が多く、これらは高齢者が骨折しやすい部位の一つでもあります。高齢者は様々な合併症を有していることが多く、長期臥床を避ける為に早期手術を心がけ、他科と連携しながら治療にあたっています。また、早期にリハビリテーションを行う体制を整えることにより、退院後の生活に向けた調整にチームとして取り組んでいます。なお、患者さまの状況に応じて、回復期機能のある病院へ転院することもあるため、他の診療科に比べて転院率が高くなっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 23 27.09 16.18 21.74 78.39
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 11 7.28 10 67.65
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 14.29 9.69 29.41 83.76
010310xx97x0xx 脳の障害(その他) 手術あり 手術・処置等2なし 14 25.71 19.42 21.43 58.57
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 8.86 7.35 7.14 66.64
脳神経外科は脳卒中センター開設から6年が経ち、認定看護師をはじめ、脳卒中に精通したスタッフが増え、十分な知識、経験をもって日々の診療にあたっています。定期的に脳卒中セミナーや脳卒中講演会などを開催しており、地域の皆さまへ疾患に対する理解を深めていただく取組みを行っており、チームとしての総合力は年々高くなっています。診療では手術症例はもとより保存的治療症例においても急性期治療から回復期リハビリ、二次予防まで一貫して対応しています。頭蓋・頭蓋内損傷は、脳挫傷や外傷性硬膜下血腫などが主な疾患です。当科では脳梗塞発症3日以内で、処置2 4(エダラボン使用)という治療が多く行なわれています。エダラボンは脳保護剤です。また、Rankin Scaleとは脳血管障害だけに限定したADLの評価法で発症前は0、1又は2の軽度の障害であった患者さんの脳梗塞を多くみています。頭部外傷・脳卒中領域において、周辺地域の医療機関との連携も強めているため、転院率も高くなっております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 28 15.39 12.58 3.57 80.61
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 16 6.69 7.2 0 75.88
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 16 7.75 7.4 6.25 71.94
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 副傷病なし 13 13.31 7.13 7.69 79.46
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 副傷病なし 12 3.25 2.72 0 56.83
当院の泌尿器科では、尿路性器腫瘍・感染症、腎不全、結石等、ほぼ全ての泌尿器科疾患を扱っています。最も多いのは腎臓または尿路の感染症で、腎盂腎炎や膀胱炎がそのほとんどを占めています。平均年齢が80.61歳と高齢であるため、様々な合併症を有していることも多く、在院日数は全国平均より長くなる傾向がみられます。手術に関してはできるだけ侵襲の少ない治療を行い、早期退院できるよう、診療にあたっています。尿路結石に対して体外衝撃波・尿路結石破砕術(ESWL)を施行される患者さまや膀胱癌や前立腺癌の検査入院を行う患者さまも増えており、比較的短期間の入院で行われます。当院では、毎週水曜日にU-MAT(排尿ケアチーム)の会議を行っており、多職種のスタッフで連携し、下部尿路機能の改善に向け、積極的に取り組んでいます。また、女性医師も在籍していますので、女性の患者さまもお気を遣うことなく、受診することができます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 99 9.85 10.08 4.04 79.55
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 60 3.35 2.67 1.67 69.7
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 32 5.75 5.42 3.13 62.38
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 27.4 20.92 13.33 84.2
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 20 8.25 7.75 0 69.55
消化器内科で最も多い症例は、胆石や胆管炎といった胆道疾患です。DPC名称に「限局性腹腔腫瘍手術」と記載されていますが、実際には内視鏡ステント留置術や乳頭切開術、結石除去術を行っています。次に多いのは小腸大腸の良性疾患(ポリープ)に対して内視鏡的治療(内視鏡的大腸ポリープ・結膜切除術)を行っているものです。高齢で合併症を有している場合や、術後の出血リスクが高い場合などを除いて、基本的には1泊2日の短い入院で治療を行うことができます。また、当院ではカプセル内視鏡を行なっており、患者さんのご希望に沿って侵襲の少ない検査を受けることができます。検査技師は大腸・小腸カプセル内視鏡読影支援技師の資格を有しており、検査や治療に対し、多職種のスタッフがチームとして携わっています。あらゆる消化器疾患の診断から治療までを一貫して行うことができ、特に消化器がんの中でも膵臓がんの早期発見・治療を実施しています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 13 3.92 5.1 7.69 69.54
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし 3.56
071030xx99xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患 手術なし 9.58
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等2なし 副傷病なし 5.73
010290xxxxxxxx 自律神経系の障害 5.3
当院の救急科では、病院前診療や救急外来を主に行っております。したがって、入院患者さまの治療を担当することは少ないですが、各専門診療科のいずれにもあてはまらないような疾患の場合には入院から退院までの治療も行っています。そのような疾患の中でも前庭機能障害が最も多く、これはいわゆるめまい症(三半規管の障害によるもの)を表しています。その他、10件未満ではありますが、薬物中毒、低体温などの体温異常、自律神経系の疾患など幅広い疾患の治療に対応しています。当院の救急外来には救急救命士が在籍しており、厚生労働省の認めた専門的な研修・訓練を受けたDMAT(災害派遣医療チーム:医師、看護師、救急救命士や事務員等で構成)が大規模災害や事故などが発生した際に外因的な傷を負った重症患者さまに対して治療を行っています。また、除細動器や人工呼吸器、検査装置などの医療機械を搭載し、医師や看護師が同乗するドクターカーは、内因的な重症患者さまに対しても、より早く治療を開始することで救命率を上げることができます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 15 1 7
大腸癌 12 48 1 7
乳癌 1
肺癌 1
肝癌 10 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
集計は延べ患者数です。この場合の「再発」とは、癌の治療後に再び癌が発症した場合だけではなく、当院や他院での初回治療が終わり、継続治療を行っている場合も含みます。10未満はハイフン(‐)で表示しているので、各Stageごとの詳細な数は控えますが、胃癌・大腸癌・肝癌などの消化器のがんはStageⅠからStageⅣまで、幅広く治療を行っています。内視鏡治療・腹腔鏡手術・開腹手術・抗がん剤治療など、患者やがんの状態に合わせた治療法を選択することができます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 44 14.84 80.70
重症
超重症
不明
肺炎の重症度はA-DROPスコアを用いて計算しています。年齢・脱水・呼吸・意識障害・血圧の5項目に関して、定められた基準に該当している数が多いほど重症度が高くなります。患者数が10未満はハイフン(-)で表しています。当院は二次救急指定病院であり、成人市中肺炎の重症度は中等症が最も多くなっております。市中肺炎といえども中等症の患者には高齢者が多く(平均年齢80.70歳)、平均在院日数も14.84日とやや長くなっております。また、軽症の患者さんは外来で診療が完了することが多いため、入院が必要な症例の件数は10未満と少ないです。当院で肺炎の治療を受けられるご高齢の患者さまは増加しており、その大半が誤嚥性肺炎ですが、誤嚥性肺炎はこの指標の対象疾患には入っていないため総件数としては少なくなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 108 34.54 77.73 26.13
その他
患者数が10未満はハイフン(-)で表しています。脳梗塞(I63$)は脳神経外科を退院した患者数の約38%を占めています。そのうち約97%は発症から3日以内の急性期治療の対象です。急性期脳梗塞の患者さまの平均年齢は77.73歳で、高齢者の方が多いです。脳梗塞の治療において、リハビリテーションは脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐために非常に重要です。当院では回復期を担う回復期リハビリテーション病棟を有しており、患者さまの症状、ADL、退院後の生活環境などを総合的に考慮して周辺の医療機関と連携をとっているため、転院率が他の疾患より比較的高くなっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 71 1.68 13.31 4.23 69.32
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 20 1.00 5.20 0.00 65.10
K6335 鼠径ヘルニア手術 17 1.12 4.41 5.88 74.53
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 10 4.90 40.50 10.00 72.10
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
当院の外科で行われる手術においては、胆嚢摘出や虫垂切除は体への負担が少ないよう、腹腔鏡下で行われることがほとんどです。鏡視下手術とは、内視鏡をお腹や胸に入れて、モニターを見ながら手術を行います。一般的な外科的手術のようにお腹や胸を切らず、小範囲の切開だけで治療を行うので、患者さんの身体的負担が軽く、術後の回復が早くなり、入院期間の短縮と早期に社会復帰できることもメリットとなっています。虫垂切除は、ほとんどの症例が緊急手術となり、当日に手術を施行しています。また、急性胆のう炎や消化器がんについては、消化器内科との密な連携体制を整えており、術後は多職種のスタッフが関わることで早期離床を勧め、患者さまの退院後のQOL(quality of life 生活の質)向上を目指しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 105 3.01 35.09 29.52 85.19
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 45 2.58 22.89 4.44 70.67
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 40 4.58 32.33 37.50 86.20
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 37 3.41 44.76 2.70 73.16
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 30 1.93 17.5 13.33 62.2
当院で行われる整形外科手術の約41%が骨折観血的手術となっております。その中でも高齢者に多い大腿骨の手術が多く行われています。また、3位の人工骨頭挿入術は何らかの原因で骨頭が壊れ、骨頭を保存しての治療が難しいとき、これを金属の骨頭に入れ替える手術の事を指します。4位の人工関節置換術(股)は骨頭側だけでなく、関節窩側にも破壊、変形などがある時に骨頭側と関節窩側の両方を入れ替えて再建を図る手術を指します。当院ではその他、脊椎の慢性変形疾患に対しても、脊椎手術を行っております。また、患者さまの状況に応じて、回復期機能のある病院へ転院することもあるため、転院率が高くなっています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 16 0.00 59.00 50.00 71.56
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 15 2.27 18.13 33.33 84.20
K190-5 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ薬剤再充填
K1781 脳血管内手術(1箇所)
K190-3 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ設置術
当院の脳神経外科で行われる手術においては、脳血管障害、脳腫瘍、機能性神経疾患、頭部外傷など多岐にわたる治療を行っております。中でも、超急性期脳梗塞に対して脳血栓を除去する、経皮的脳血栓回収術が最も多く行われています。次に慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術が多くなっております。高齢の患者さまの割合が高く、入院後緊急で手術を実施することが多いです。近年はカテーテルによる治療が増加しており、国内外ともにスタンダードな治療となりました。当院でも脳血管内治療を積極的に行っており、くも膜下出血を起こした脳動脈破裂に対する脳血管内手術も上位となっております。また、重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ設置術は髄腔内バクロフェン髄注療法(ITB療法)の際に行う手術で、この治療は脳卒中、脳脊髄外傷、神経変性疾患、脳性麻痺などによる痙縮に対し、バクロフェンを脊髄髄液腔内に持続的に注入し、患者さんの痙縮を緩和することができます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 35 0.77 6.03 2.86 73.86
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 0.50 11.22 5.56 74.72
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 13 2.08 2.23 0.00 60.00
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 11 3.64 22.64 9.09 70.00
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用)
当院の泌尿器科で行われる手術で最も多いのは、早期に内視鏡で発見された、浸潤性でない膀胱癌に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術です。次に経尿道的尿管ステント留置術が多く、これは尿管が腫瘍や結石など何らかの原因で狭くなったり、塞がってしまったりする状態を改善するための治療です。原因が腫瘍や結石の場合、治療として、上位の経尿道的膀胱悪性腫瘍手術や下位の体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)などが挙げられます。体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)は、当院では2012年9月より導入し、自然排出できない大きな結石を体の外側から衝撃波を結石にあてることによって、体の組織を傷つけることなく、腎結石・尿管結石の治療を行っています。経過としては、ほぼ入院当日に治療を行い、翌日に退院となります。なお、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)と経尿道的尿管ステント留置術は患者さまの状態に合わせて外来で行う場合もあり、患者さまにとって最善の治療法を選択し診療を行っています。その他当科では、人工透析部門において一般維持透析、各種合併症を有する患者さまを積極的に受け入れております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 72 2.24 11.46 5.56 82.99
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 68 0.94 2.13 1.47 71.94
K654 内視鏡的消化管止血術 24 0.92 14.71 8.33 75.79
K6851 内視鏡的胆道結石除去術(胆道砕石術を伴うもの) 24 3.71 8.33 4.17 79.33
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 17 12.65 14.76 5.88 86
当院の消化器内科における手術では、内視鏡胆道ステント留置術が最も多いです。内視鏡胆道ステント留置術とは乳頭切開術を施行した乳頭から、内瘻チューブをステントとして胆管内に留置する内視鏡的胆道ドレナージ法で、良性胆道狭窄や悪性疾患に対する一時的な減黄処置としても行われますが、高齢者や手術不能な方、悪性胆道狭窄に対する永久的な胆道ドレナージ法としても有用されています。胆汁が腸管に流れることから生理的であり、日常生活の制限がなく、早期の自宅療養が可能となるメリットがあります。ほかにも生命予後に重大な影響がある消化管出血に対する内視鏡的止血術も上位にあがっています。当院は2016年5月に内視鏡センターを設立し、積極的に内視鏡検査や治療を行っており、外科と密な連携を取ることで、消化器疾患の診断から治療までの一貫した対応を患者さまの状態に合わせて行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 16 0.55
180010 敗血症 同一
異なる 10 0.34
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.34
異なる
当院では播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・術後の合併症の発生率はいずれも1%未満と低く抑えられています。入院契機欄の「同一」とは、入院する際にすでに起こっていた傷病であることを示しています。入院契機欄の「異なる」とは、入院時に治療目的とした疾患とは異なることを示しており、入院中に発症した傷病であることが多いです。
更新履歴
2019/9/30
平成30年度の病院指標を公開しました。